【目から鱗】現代人が勘違いしている睡眠の事実

「あなたは夜行性ですか?」

この質問には、全ての人がノーと答えるでしょう。

では、あなたの生活はいかがですか?

朝6時に起きて顔を洗い、歯を磨き、身だしなみを整え、朝食を急いで済ませる。

電車通勤の人は駅に向かい、ある人は子どもを保育園へ、幼稚園バスの停留所へ、
一生懸命自転車を漕いで向かう。

9時前には出勤し、午前中の仕事。一時間昼休憩で食事をし、また午後の仕事。

定時の17時に退社できても、子どもを迎えに行ったり買い物に行ったり。

晩御飯の支度は、一日働いて疲れた身体でこなさなければなりません。

ご飯を済ませて子どもをお風呂に入れて、気づけば夜の9時。子どもを寝かせて、自分の時間はこれからと、満足しなかった心を慰めるようにスマホをスクロール。

23時・・・

24時・・・

そしてようやく眠りに就いたと思ったら、また朝が来る。

いかがですか?

皆が皆、子どもがいるわけではないですし、仕事も定時で上がれるわけでもないですが

起床と就寝の時間帯、その前後のルーティン。身に覚えのある人も多いのではないでしょうか。

過去の私も、家を出て仕事に間に合うギリギリの時間まで寝て、慌てて支度。あ

朝ごはんは食べたり食べなかったり。

一日仕事して22時に帰宅。シャワーを浴びて、ツマミを作りながら缶ビールを飲み、眠るまでYouTube・・・眠りにつくのは午前1時2時。

昔はそんな過ごし方をしていました。

これでは、とても健康的とは言えませんね。

多忙な現代人が、どうしたら快適な睡眠時間を作れるのか。

皆さん違ったライフスタイルをお持ちなので、絶対にこうしてくださいとは言えませんが、

いまより少しでも時間に余裕を作りたい!

朝活したい!

そんなあなたには、これからお話しする考え方が、いいヒントになるかもしれませんので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


こんにちは。パーソナルトレーナーのしきです。


目次

わたしたちの脳は一万年間変わっていない

インターネットでとても勉強になるページを見つけました。

家庭電化の歴史(あかり編):電気の豆知識(デンマメ) | 株式会社北陸電設 電気・情報・通信・照明設備 (hokusetu.co)

株式会社北陸電設 電化製品の歴史より引用


人間の文明文化、そして発明や生活の変化は、エネルギーなくして語れません。

御存知の通り、ホモ・サピエンスは「火」を扱えるようになったことで

猛獣から身を守り、自分たちの住処を作り、

そして加熱調理をすることで

それまで食べ物の消化にかかっていた時間が極端に短くなりました。

するとどういう事が起こるか。


栄養状態が良くなり、身体はピンピン健康体!

どんどん繁殖して、一気に地球上最大規模の生物となっていったのです!


しかし、現代人の脳というのは、どうやら有史以前

一万年前から進化していないとのこと。

一万年前の赤ちゃんに、スマホを見せて育てたら、普通に扱えるようになるということです😂

なのにどうでしょう。

上記の「電化製品の歴史」を見させてもらうと

”電気”による「灯り」が家庭に広まったのは1950年代(昭和25年)以降だというではありませんか!



という事はですよ?

部屋の電気パチパチつけて、テレビをつけて、
夜中まで寝ないで起きてるここ数十年の現代人の習慣って・・・


明らかに異質



と、言えないでしょうか。


う~ん・・・🤔

なんだか今日の記事は、思想が強めですね(笑)





ただまあ、言いたいことは何かというと

私もあなたも、現代に生きている人、みーんな


一万年前の脳で生きているのだから、


ずれたことしてると、無理がかかるよ。

という事です。

メラトニンを分泌せよ!~睡眠導入としてのメラトニン~


脳には松果体と言う部分があり、睡眠を促すメラトニンというホルモンを分泌します。

このメラトニンの材料になるのはセロトニンでという神経伝達物質で、幸せホルモンとも呼ばれています。

セロトニンの詳しい作用については、別の記事で書こうと思います。
人の幸せに関る、とっても大切なホルモンです!



睡眠がうまく取れていない人は、このメラトニンの分泌が十分でない
うまく分泌されていない、ということが考えられます。


その原因は何か。


それが「光」です。



最近ではスマホのブルーライトの照射によって寝付きが悪くなる、
などという話もあります。

ブルーライトにはメラトニンの分泌を抑える特殊な効果があり、さらにメラトニンの分泌を2~3時間遅らせるので体内時計を2~3時間巻き戻す

スマホ脳
(著者:アンデシュ・ハンセン 精神科医 経営学修士 訳者:久山葉子 神戸女学院大学文学部英文科卒)より引用

ここでは、スマホやPCのブルーライトを見るのは、就寝の90分前までにしたほうが良い

と、覚えておいてください。

メラトニンを分泌せよ!~概日リズムとしてのメラトニン~

概日リズムという言葉があります。
体内時計のようなものと考えてもOKです。

概日リズム(サーカディアンリズム)というのは、生体の中で
無意識下で自律性を持って時間を測定する機能
そんな感じです。

このリズムがあることで、夜は自然とメラトニンが増え、眠気を起こします。

しかしこのリズムは24時間ではなく、25時間だという話があります。
するとこの概日リズムは、どんどんずれていってしまいますね。

メラトニンの分泌タイミングもずれてしまいかねません。

そこで、人は日光を浴びることで、この”ずれ”を修正することができるのです。

筆者らが過去に行った研究では、トリプトファンが多く含まれる朝食を摂り、さらに朝から日中にかけて光を浴びることで、夜間のメラトニン分泌開始時間が早くなった。このメラトニンの位相前進は、朝食と光暴露それぞれ単独の効果よりも大きかったことから、食事と光を組み合わせることでより効果的に体内時計をリセットできる可能性が考えられる。

概日リズム調節における光と食事の影響に関する研究動向  福田 裕美
              日本生理人類学会誌 Vol.24,No.1  2019, 2 1 – 7より引用

トリプトファンはセロトニンの前駆物質です。
トリプトファン→セロトニン→メラトニンの順で生成されます。

この論文では、朝食でタンパク質(トリプトファン)や糖質をしっかり摂取し、
日中に太陽光を浴びることが大切だと記載されています。

やはり、昔から言われている規則正しい生活が大事!ということでしょう(^^)

まとめ:光のコントロールが良質な睡眠の鍵

  • 人間の脳は一万年間変わっていないが、生活はこの数十年で劇的に変化した!
  • 長きに渡る習慣と、現代の習慣には大きな違いがある!
  • スマホやPCは、就寝の90分前までにしよう!
  • 朝日光を浴びて、概日リズムを整える!


朝は日光を浴びることで、概日リズムを正し

夜は光をできるだけ浴びないような工夫をすることで

メラトニンの分泌を阻害することなく

自然な眠気、就寝、睡眠が手に入りやすくなるということです。


別の記事では、その光の種類や色が、どの様に影響を与えるかを書いてみたいと思います。








ということで

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!


それじゃーいってらっしゃーい\(^o^)/

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この記事を書いた人

しきのアバター しき 農作物筋トレブロガー,トレーナー,治療家

群馬県出身。38歳。治療家,パーソナルトレーナー,食育研究,柔道整復師専科教員,柔道四段。15歳でウェイトトレーニングを始め、高校卒業と同時に上京。パーソナルトレーニング、柔道整復師の免許を取得する。14年間の会社員時代に、接骨院、介護施設などでの治療、リハビリ、介助、運営を学ぶ。その後独立し、トレーニング・治療・リハビリの経験・知識を組み合わせたパーソナルトレーニングを指導する。身体だけでなく、わくわくした人生を送ってほしいという思いから、ブログ”わくしきぶろぐ”を立ち上げる。

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