【腸納得!】ホルモン・ダイエットの時代到来!大事なのはやっぱり、〇〇だった!!

しき

こんにちは!
農作物筋トレブロガーのしきです!

先月、ジビエがダイエットに良い、その中でも鹿肉がオススメ!そんな記事を書かせて頂きました。
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で、私最近、畑仕事をやり始めただけでなく

実は、狩猟にも大変興味がありまして、40歳になるまでに、免許を獲りたいなーなんて思っています。

前置きはいらない。本題を読ませろ・・・こちら

ゴタクはいらない。結論だけ教えろ・・・こちら

目次

何かと学びが多い狩猟という仕事の中に

狩猟系のYouTubeで、鹿や、イノシシを罠で捉えて生け捕りにし、連れて帰って、捌き、食す・・・

という一連の流れを追った動画を観て、それはもう色んな感情が湧きました。

そんな中で、鹿の胃袋を捌くシーンがありまして。

鹿っていうのは当然、草を食べているので、内容物が真緑なんです。

野生動物は、季節によって食べているものが異なりますが

私が動画内で見た鹿の胃袋は、きれいな緑色でした。

ちなみに、この鹿の胃袋と、食べた内容物は「グリーントライプ」と呼ばれ
ワンちゃんのエサ(ドッグフード)として売られているようです!

そして鹿の胃は4つあって、それぞれ呼び名も違います。

  • 第1の胃:ミノ
  • 第2の胃:ハチノス
  • 第3の胃:センマイ
  • 第4の胃:ギアラ

牛のハチノスなんかは、トリッパと言って、トマト煮込み料理で美味しくいただけますよね。

ダイニング・バーで、よく頂いた記憶があります。

ハチノス(トリッパ)のトマト煮込み

胃が複数あるのは、反芻(はんすう)動物の特徴ですね。

この反芻行動は、主に草食動物に見られますが、反芻する動物としない動物がいます。

反芻をする草食動物

反芻というのは、一度食べたものを口に戻し、さらに噛み直すことで

牛を始め、鹿、羊、山羊などに見られる行動です。

反芻する動物たち

反芻をしない草食動物

反芻をしない動物には、馬、象、うさぎなどがいます。

反芻しない理由は、胃が一つだからです。

反芻しない動物たち

草食動物がデカいのはナゼ?

動物は皆、筋肉質です。

ふくよかな人を揶揄する言葉として「豚」が挙げられますが

実は豚の体脂肪率は ”15%” と言われています。

結構低い・・・😅

また、肉食動物であるトラやライオン、チーターなどが筋肉質というのもなんとなくイメージが湧きます。

じゃあ草食動物の身体は?もっともっとでっかいですよね?

サイズで言ったら、象とライオンじゃあ話にならないくらいだし

牛とライオンを比べても、牛のほうがでかい・・・草ばっか食べているのに・・・🤔

馬の筋肉なんて、ボディビルダーも惚れ惚れするような肉体美です💪✨️

馬の中でも恵まれた美しい筋肉を持つサラブレッド

私も船橋の競馬場や、松戸にある中山競馬場で見たことがありますが、血管が浮き出るほど引き締まった、美しい筋肉をしていました。

ただ、サラブレッドは、少々特殊な生活環境にあるので

野生の馬や、その他草食動物とは違う食生活をしていることは述べておきましょう。

サラブレッドのエサの例

  • 青草や干し草(粗飼料)
  • エン麦などの穀類
  • ぬか類などの穀類副作物
  • マメ類
  • 油粕類
  • カルシウムやビタミン剤などの補助飼料
  • ニンジン、リンゴ、かぼちゃ、バナナなどの果物や野菜

それでも動物性タンパクは無いし、ましてやプロテインシェイクを飲んでいるわけでもありません。

ねえ、ホルモンとかダイエットの話じゃないの?
なに反芻動物って・・・興味ないから去るよ?

しき

あー待って×2💦
ごめんね、ここから本題です!!

[肉を食う = 筋肉質] ではない!!

鹿の話から、草食動物の話になりましたが、

あなたは疑問に思ったことはありませんか?

牛などの草食動物が、ナゼあんなにデカいのか・・・

動物性タンパクを食べていなくても、なぜあんなにデカいのか・・・

しかも鹿なんか、低脂肪(季節にも寄るようですが)・・・

その答えが、その彼らの胃袋にあるのです!

食べている草は共生生物のため!

以前のブログ記事で、腸内環境について書かせて頂きました。
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この時の記事でも触れたのが、腸内細菌についてです。

善玉菌と悪玉菌のバランスで、善玉菌が多いと、いろいろとハッピーなことになりますよと

お話させて頂きました。

この腸内細菌こそ、人間のお腹の中に住んでいる別の生命体であり

共生している生物、まさに共生生物なのです。

そして、この共生生物が、短鎖脂肪酸を作り出したりすることで

インスリンの働きが良くなったり、筋肉に栄養が行きやすくなったり

脂肪が増えにくくなったりと、私たちに嬉しいメリットがたくさんあるんだよ

そんなお話でした。

そして、この共生生物というのは、食物繊維や、オリゴ糖などといった糖類によって

腸の中で増え、善玉菌が増えれば、上述のようなメリットが生まれる。

そして、草食動物たちは

共生生物を増やすために、繊維質である草をたくさん食べているのです!

そして食べた草を、胃の共生生物の働きによって、しっかりと発酵させることを目的に

彼らは反芻をするのです!

そのうち第一胃(ルーメン)内には,バクテリ
ア,プロトゾア,ファンジャイ(カビ)などの微生物が生
息し,宿主動物との間に,栄養上,相利共生の関係を成
立させている.

ルーメンプロトゾアの魅力 宮崎大学農学部 小野寺良次 より引用

プロトゾア・・・原生動物ともいう. 原生生物界に属する単細胞の真核微生物で,動物に分類されるもの. 系統的な分類法にはよらず,便宜的に集められた群とされる.

私たちホモ・サピエンスでも、やはりお腹の中に共生生物(腸内細菌)がいて

彼らを大事にしようって言うことは、けっこう前から言われていることですよね。

じゃあわたし達も、共生生物である腸内細菌を元気にすることで、
体調が良くなったりするのね?

しき

素晴らしい!まさにそういうことですね!

だけど、いくら共生生物が元気だからって、身体を大きくしたり、筋肉を増やすには、材料のタンパク質が必要なんじゃないの?

しき

めっちゃくちゃ鋭い質問です!!!

草食動物たちはタンパク質をどこから摂っているのか??

結論から言うと

☑️死んだ共生生物をタンパク質として取り込んでいます!

なんと!!

しき

私も知った時はびっくりしました(笑)
どうやらそういうことしいです!

共生生物さんたちも動物でありますので、タンパク質なわけですね。

たくさん草を食べて、共生生物を大量に確保しながら

お亡くなりになった共生生物を消化・吸収してタンパク質として取り込んでいる、ということです。

私達、ホモ・サピエンスの場合は、外からタンパク質を摂取しなければなりません。

もちろん体内で合成できるアミノ酸やタンパク質もありますが、それだけでは足りません。

それに、食べた後、その吸収率の良し悪しも、腸の状態によって変化してきます。

どんなに沢山タンパク質を摂取しても、うまく吸収されなければ、

私達の血肉にはならないんです。

つまり

私達のお腹の中に共生生物がいる以上

彼らを元気にすることが、結果的に、私達自身が元気になることだ、ということが

お分かりいただけたのではないでしょうか?

元気は、お腹の中から作られる!

流行りのGLPー1ダイエット

あなたは、GLP-1(ジーエルピーワン)ダイエットって聞いたことありますか?

私の記憶では一年くらい前、デンマークの製薬会社が開発した

「ウゴービ」という”肥満症治療薬”から始まったと記憶しています。

私が、先ほど紹介した以前の記事でも触れていますが

短鎖脂肪酸 → GLP-1 → インスリンの働き改善

という流れがあり、これが除脂肪(脂肪燃焼)に効果的だというお話でした。

腸内環境の改善がGLP-1ダイエットの”肝”

今回の記事をここまで読んでいただいたあなたは

もう、共生生物が元気になること、腸内環境が良くなることが、

身体づくりに大切だということを理解していただけたでしょう!

その理解が、このGLP-1ダイエットを、分かりやすくしてくれます!

プレバイオティクス

実は私達ホモ・サピエンス(人間)も、牛も、共通していることがあります。

それは、宿主(この場合、人間や牛)が食べた食物繊維(主に水溶性食物繊維)を

共生生物がエサにすることで元気になります。

善玉菌と呼ばれる良い腸内細菌が増え、いわゆる「腸内環境がいい状態」が作られます。

そしてこの善玉菌が3つのプレゼントをしてくれます!それが

  • 酢酸(さくさん)
  • 酪酸(らくさん)
  • プロピオン酸

と呼ばれる、3つの短鎖脂肪酸です。

この短鎖脂肪酸が、脂肪酸受容体(レセプター)を活性化させます。

脂肪酸受容体(脂肪酸レセプター)について

「GPR41」 と 「GPR43」 とがあります。

  • 酪酸とプロピオン酸が、「GPR41」を活性化
  • 酢酸とプロピオン酸が、「GPR43」を活性化

ちょっと難しいですが、この反応がとても大切で、なぜかと言うと

インスリンの働きを良くしてくれるから

なんです。

そして、この食物繊維やオリゴ糖などと言った

「共生生物(腸内細菌)の餌になるものを食べること」

腸内環境を改善し、最終的に、インスリンの働きを改善する流れのことを

プレバイオティクスと呼びます。

インスリンヒエラルキー

ヒエラルキーというのは序列のことです。順序があるよということ。

インスリンは、人体で唯一、血糖値を下げるホルモンです。

言い方を変えると、食事をして、食べたものが消化・吸収され、血液の中を糖(グルコース)が流れ始める。

この流れている糖を、血液の中から取り出して、組織へ送っていこうとする働きが起こる、ということです。

「血糖値が下がる」と言うのは、「結果的にそうなるよ」ということです。

そしてこの送り先に、実はヒエラルキー(序列)があるんです!

そのヒエラルキーは

筋肉 → ②肝臓 → ③脂肪細胞

の順番です。

通常であれば、インスリンによって、まず筋肉へ、次に肝臓へ、最後に脂肪細胞へ、と言う流れで運ばれます。

ですが、運動不足だったり、先程の短鎖脂肪酸がちゃんと作られなかったりする

このヒエラルキーが崩れ・・・

脂肪細胞がヒエラルキーのトップに来てしまう!!ということが起こるのです!!

ジーザス!!そ、そじゃあ
食べた分だけ太っちゃうって話じゃない!

しき

まさにそんな感じですね、恐ろしい話です。

でも先程も申し上げました、

「短鎖脂肪酸が脂肪酸受容体を活性化させ、インスリンの働きを良くする」

これがまさに、インスリンヒエラルキーの改善作用のことなのです!!

短鎖脂肪酸さまーー✨️🥺

そしてさらに言えば、

この脂肪酸受容体の中でも「GPR43」が活性化することで、GLP-1というホルモンが分泌され

インスリンの分泌を促進食欲を抑えたり、血糖値をコントロールしたり、

そしてインスリンヒエラルキーを改善して、

糖を脂肪ではなく、筋肉や肝臓に送ってくれることになるのです!

これはつまり・・・

筋肉がつきやすく
脂肪がつきにくい状態!

ということです!

ホルモンをコントロールすることで、身体は変えられる!

しき

どうですか?
ホルモンを知って、ホルモンをコントロールすることができれば、食べたものの栄養を、行ってほしい所に送ることだってできるんです。

ほんと、生き物の身体ってスゴイんだね!
動物の胃の話しをしてる時は、どうなるかと思ったわ。

しき

前置きが長くて申し訳ない💦

流行りは必ずしも新事実じゃない

昨今注目されている、このGLP-1ダイエットも、

確かに製薬会社の肥満治療薬の開発によって日の目を浴びることになり

一般に知れるようになりました。

ですが元を辿れば

私達の食事の基本お腹の調子を整えると言うところにあったのです。

GLP-1の補足

GLP-1

インクレチンホルモンの一種。1980年代初頭、腸ホルモンであるグルカゴンと類似したペプチドとして、腸管で発見された。インスリンの分泌を促進,グルカゴンの分泌を抑制,食欲抑制,脂肪分解作用など。

GIP

インクレチンホルモンの一種。食事によって、消化管に等や長鎖脂肪酸が入ってきたことをシグナルとして分泌される。インスリンの分泌を促進,グルカゴンの分泌を促進(この二つの作用で効果は相殺される)。

インクレチン

インクレチンホルモンというのは、消化管(十二指腸、空腸、回腸、大腸)から出るホルモンの総称。

最近では、GLP-1GIPデュアルアゴニストが、糖尿病治療や体重減少に非常に効果的であるとして注目されているようです。

さらに運動を追加して効果を上げる!

食事によって、これほどまでの効果が得られる事が分かったうえで

ここに運動を追加していくことが望ましいと思います!

運動を行うことでも、インスリンヒエラルキーは正常に働きます。

かつ、行う運動が高強度の運動(筋トレやHIITなど)であれば、運動をしたあとでも脂肪が燃焼する

EPOC(エポック,運動後過剰酸素消費)の効果が得られるので、ダイエットがさらに加速します!
(EPOCの効果は24時間続くとも言われています)

筋トレした後も、エネルギーが消費され続ける!

ちなみに、運動していない人ってどうなる?

これは、後で詳しく記事にしたい内容なので、今回はサラッと通り過ぎますが

運動をしていない人というのは、先程のインスリンヒエラルキーが崩れ、
吸収した栄養が、脂肪細胞に行きやすくなっています。

さらに食事も乱れたりしてしまうと・・・

インスリンの働きが悪くなると、糖が血液中に残り(血糖値が待機状態)、

糖と血液中のアミノ酸の結合し、動脈硬化の原因となったり、皮ふのコラーゲンを傷めて

シワやシミなどの老化現象に繋がります。

イ、イヤーーー!!

しき

目的はダイエットだけじゃありません。あなたの健康や美容のためにも、少しずつ、運動を習慣にしていただきたいと思っています!

はああー!明日からやるわよー!

しき

飛ばしすぎないで、ゆっくりでいいですからね(笑)

まとめ

さあ!今回はちょっと専門的な言葉や内容が多かったので、大事なところだけ!簡単にまとめます!!

お腹の中の話

  • 草食動物だけでなく、わたし達のお腹の中には「共生生物(腸内細菌)」がいる!
  • 共生生物たちは、食物繊維やオリゴ糖をエサにして増える!
  • 繊維質の多い食事、オリゴ糖を食事で取ると、善玉菌が増えやすい!
  • 善玉菌が増えると、「腸内環境」が良くなる!
  • 善玉菌たちが、「短鎖脂肪酸」を作る!

短鎖脂肪酸のチカラ

  • 短鎖脂肪酸が、細胞の表面にある「脂肪酸受容体」を活性化させる!
  • 「脂肪酸受容体」が活性化すると、GLP-1というホルモンが出る!
  • 「GLP-1」がインスリンの働きを良くしてくれる!
  • インスリンの働きが良くなること→インスリンヒエラルキーの正常化
  • インスリンヒエラルキーの正常化→糖を①筋肉→②肝臓→③脂肪の順番で運ぶ

対策

  • インスリンヒエラルキーが正常だと、脂肪がつきにくく、筋肉がつきやすい!
  • 食物繊維(水溶性・不溶性)とオリゴ糖を意識した食事
  • 運動を習慣化すること

はい!ということで、いかがでしたでしょうか?

何と言っても、お腹の中!内臓の元気が大切!

さらに運動の習慣が大切!という、よく聞くことがに集約されるんだなーと言う感じですね(笑)😁

鹿さんや牛さんの話から、脂肪酸受容体やGLの話に振っちゃいましたけど

ちょっとチャレンジしすぎましたかな?😅

どうですか?わかりやすかったですか?

専門的な話になると、ちょっと熱が入ってしまい💦

もし気になることや、もっと効きたいことがあれば、

記事へのコメントや、問い合わせ

また、インスタのDMなどでも受け付けてます✨️

ぜひあなたのご意見を聞かせてください😊✉️

ということで


今日もお読みいただき

ありがとーございましたー!!

それじゃ

行ってらっしゃい!(^^)/✨️

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この記事を書いた人

しきのアバター しき 農作物筋トレブロガー,トレーナー,治療家

群馬県出身。38歳。治療家,パーソナルトレーナー,食育研究,柔道整復師専科教員,柔道四段。15歳でウェイトトレーニングを始め、高校卒業と同時に上京。パーソナルトレーニング、柔道整復師の免許を取得する。14年間の会社員時代に、接骨院、介護施設などでの治療、リハビリ、介助、運営を学ぶ。その後独立し、トレーニング・治療・リハビリの経験・知識を組み合わせたパーソナルトレーニングを指導する。身体だけでなく、わくわくした人生を送ってほしいという思いから、ブログ”わくしきぶろぐ”を立ち上げる。

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