【日赤】救急時の対応を学ぶ。日赤救急員養成講習を受けようか考えているあなたへ!

日本赤十字社 群馬県支部
しき

こんにちは!
農作物筋トレブロガーのしきです!

先週に続いて、日本赤十字社の「救急員養成講習」を受講してきました。

今回は土・日の2日間を使っての講習です。

目次

救急員養成講習(座学)

前回の基礎講習や、今回の救急員養成講習で、どんなことを学ぶのかについては

前回の記事で紹介させて頂きました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

基礎からさらに更に踏み込んだ座学

基礎講習よりも、さらに具体的な内容について学習する印象です。

基礎講習では、人が倒れている所に出くわした際、どの様に対応するかということでしたが

救急員養成講習では、様々なケースについての知識を入れていく内容となっていました。

例えば
  • 心血管疾患の際の症状や、応対・処置について
  • 脳血管疾患の際の症状や、応対・処置について
  • 喘息発作やアナフィラキシーショックの際の症状や、応対処置について
  • 毒物、薬品を嚥下してしまった際の応対・処置について

など

これらは一部ではありますが、日常で起こり得る疾患や事故について

どう対応したらよいかという内容になっていました。

外傷についての座学

主に骨折や、頭部外傷と言った、”重症外傷”についての基礎知識でした。

柔整のように細かい各論などはありませんが、胸のケガなら気胸になる可能性があるなど

需要な点には触れられています。

また、落雷や、ヘビに噛まれた際の応対について書かれたいたのも、新鮮でした。

例えば
  • 傷とはどういったものか
  • 骨折や身体各部位のケガについて
  • 釣り針が刺さったとき
  • 歯をケガしたとき
  • 化学薬品がかかったとき
  • 毒虫、毒草、危険な海中生物による被害

など

しき

骨折の話については、ちょっぴり懐かしさを感じながら受けていました。

救急員養成講習(実技)

救急員養成講習にも実技試験があります。

止血や、傷に対する手当(応急処置)です。

手当は、あくまでも、その場でできる最低限の処置です。

医薬品などを使用した「治療」とは異なりますので、

「何か薬を塗布したほうが良いのでは?」という考えは必要ありません。

  • 出血をいかに抑えるか
  • 患部をいかに安静に保つか

という視点で手当をし、”救急隊員や医師に引き継ぐ”までが目的です。

三角巾を使った様々な手当の方法

講習会では、様々な三角巾の使い方を勉強することができます。

しき

20年近く経っても、たたみ方だけは覚えていました😅

このたたみ方は2種類あって、実技試験の時は

畳まれた状態から使用する流れで行われるので、必ず覚えましょう!

また、”止血帯”という、出血部位より上方(体の中心に近い方)の動脈を締めることによって止血する方法は

必ずやるものなので、これも覚えておく必要があります。

止血帯の方法は覚えましょう

災害シミュレーション

基礎講習と、この2日間で学んだ手当の方法を駆使して行われるのが

受講者を半分ずつに分けて行われる「災害シミュレーション」です。

これに関しては、あまり情報を伝えることはしません。

その場で感じてほしいと思うからです。

ちなみに試験ではありませんので、そこだけは安心してください(笑)

過去の振り返りができたシミュレーション

私も過去に、何度か119番通報の現場に居合わせたことがありました。

介護施設でリハビリをしていた時は、高齢者施設ですので時々、救急搬送する事がありましたし

若い頃、知人が急性アルコール中毒みたいになって、救急車を読んだなんてこともありました。

田舎に帰ってさっそく救急搬送

直近では、約3ヶ月前

私が会社を辞め、田舎に帰って一月後の話です。

車で5~6分の所に、遠い遠い親戚(そもそも親戚なのか?)のおばあちゃんが独居で暮らしていましたが

そのおばあちゃんが、「突然の苦しさで倒れた」という連絡が、夜の8時頃に伯母からかかってきたんです。

本人から連絡を受けた伯母も、その連絡を受けた私の両親も、すでに飲酒済み😅

かろうじて飲酒していなかった私の運転で母を乗せ、おばあちゃんの家に向かいました。

到着後すぐにするべきことは、もちろん家の中に入ること。

そして意識があるのかどうかを確認することでした。

ですが家の扉、窓は全てカギがかかった状態で、入ることはできませんでした。

ボロく、DIYでなんとか閉じてある勝手口はありましたが、容易に開けられるものではありません。

ただ、家の中から、おばあちゃんの栗しそうなうめき声が聞こえてきます。

かろうじて開いた小さな窓(あれが何の窓だったのかは覚えていませんが)

そこだけが、唯一中で倒れているおばあちゃんの姿を認識できる窓でした。

とは言え、その窓は、子供の顔すら通さない小さな通気用の窓みたいなサイズで

到底なかに入ることはできませんでした。

意識があることは確認できた、でも入ることはできない・・・。

でも私としては、勝手口を力ずくでぶち壊して中に入ろうかとも考えていました。

ですが、まずは救急車を呼ぶことが先決とし、119番通報をし、通話しながら救急隊員を待つことになりました。

当時の私に出来たことは

  • おばあちゃんの状態の確認(意識の有無)
  • 中に入れるかどうか
  • 119番通報

くらいでした。

救急車が到着したのは電話から5分くらい。

結局隊員さんが、先程の勝手口を壊して入り、おばあちゃんは搬送されていきました。

おばあちゃんは入院後回復したものの

おばあちゃんの診断結果は、誤嚥性肺炎とされました。

今ではかなり回復し、もう少ししたら退院も出来るかもしれません。

それは本当に良かったです。

良かったのですが、一つだけ引っかかっていることが個人的にあって

それは、勝手口は、私の力でも、壊そうと思えば壊せたであろうこと

壊して中に入れた可能性があったこと。

「そうしたほうが良かったのかな・・・」と考えていました。

おそらく、中に入っても何もできなかったでしょう。

救急隊員さんが、家の中に入る時間をちょっと短縮できたかも知れませんが、

私が先に入った所で、おそらく結果は変わらなかったと思います。

出来ることをやったとは思いますが、「こうもできたんじゃないか?」という考えが巡ることは止められません。

きっと私も、冷静なようでいて、戸惑いやためらいがあったんだと思います。

今回は意識があることが確認でいていた分、私も冷静さを少し保てていましたが

これが意識不明だったり、それこそ大量の出血があったりする場合だったらと思うと・・・

今回、講習会で学んだことは、いざって時には、人は本当に思考が停止したりするし

普段ならしような行動をすることもある・・・

いつやって来るか分からない「いざって時」に備えるために、最低限の知識や行動の取り決めをしておく必要性は

あるんだなあと、感じました。

おわりに

と、ちょっとまとまりのないお話をしてしまいました。すみません。

でも、救急法を勉強しにきている人は、意識が高い方達だなあと感じました。

多くは、仕事場で活かせるようにと言う理由でしたが

その殆どの方は、自発的に来られたと言います。

頭が下がる思いです。

私も、もし、トレーニング中にクライアントさんに何かあった場合には適切な対応ができるように

改めて、今回のような勉強を続けていこうと感じました!

もしこれを読んで、興味を持ってくれたあなたも

機会を作って、勉強しに行ってみてください👍️

それはあなた自身の為にもなるし、あなたの周りの大切な人の為にもなります。

ということで


今日もお読みいただき

ありがとーございましたー!!

それじゃ

行ってらっしゃい!(^^)/✨️

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この記事を書いた人

しきのアバター しき 農作物筋トレブロガー,トレーナー,治療家

群馬県出身。38歳。治療家,パーソナルトレーナー,食育研究,柔道整復師専科教員,柔道四段。15歳でウェイトトレーニングを始め、高校卒業と同時に上京。パーソナルトレーニング、柔道整復師の免許を取得する。14年間の会社員時代に、接骨院、介護施設などでの治療、リハビリ、介助、運営を学ぶ。その後独立し、トレーニング・治療・リハビリの経験・知識を組み合わせたパーソナルトレーニングを指導する。身体だけでなく、わくわくした人生を送ってほしいという思いから、ブログ”わくしきぶろぐ”を立ち上げる。

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