

こんにちは!
農作物筋トレブロガーのしきです!
今回から数回に分けてお話する「脂肪」のお話、その第一回目です!
以前の記事で、脂肪と筋肉は違うもの、というお話をしたことがあります。
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今回はその「脂肪について」です!
脂肪と聞くと、上の写真のように、私たちの体にある「体脂肪」や、食べ物に含まれている脂肪を想像するのではないでしょうか?
そしてそれらは食べ物としては美味しいんだけれど
体につけたくない!
見た目が醜くなる!
ダイエットの敵!
と、さんざんな印象をもたれているというのが事実ですよね🥺
飽食の時代に生きる我々現代人。
健康診断で、中性脂肪の数値や、腹囲を指摘されてダイエットを始める人も少なくないでしょう。
なんなら定期テイスト前の学生が、テストの前だけ猛勉強して頭に詰め込むかのように
健康診断前の一ヶ月だけダイエットするなんて人もいますね😁
(笑っちゃいけませんが、多くの人がやってると思います)
体脂肪とか中性脂肪とか一体何なの??
さて、あなたはこんな疑問を持ったことありませんか?



中性脂肪と体脂肪って違うものなの?
知っているようで知らないと言うか
言葉としてはよく聞いたことあるんだけど、その正体まではよくわからない・・・。
そして体脂肪も中性脂肪も、「健康を害する」とか「身体の見た目が悪くなる」とか
どうも「悪いもの」としてイメージ付けられがちでもあります。
しかし私たちの身体の中で、実は脂肪とは、あの栄養素に次いで大切なものと言っても過言ではありません!
あの栄養素とは・・・そうタンパク質です!
また、魚の脂は体に良いとか、動物性はダメで、植物性が良いとか・・・
脂肪の種類って一体何なの??😅って訳わかんなくなるのも仕方ありませんね。
今回からその脂肪について、私と一緒に勉強していき、
ダイエットだけでなく、原因不明の不調や、食事での脂肪の上手な摂り方についても、理解できるようになっていただきたいと思います✨️
それじゃあ行ってみましょう!
この記事で分かること
- 体脂肪って何?
- 体脂肪ってどんな作りになってるの?
- 体脂肪の種類について


体脂肪って何?
体脂肪は細胞の集まり!





まずは体脂肪のおおまかな構造についてね!
体脂肪というのは、その構造は、脂肪を含んだ脂肪細胞の集まりであります。



もうすでによくわかんないわ(笑)
「体脂肪」と聞くと、筋肉や内臓、脳など他の臓器や器官と比べて、
なんだか意思を持たない、「ただそこに蓄えられている余ったエネルギーの塊」のようなイメージを持っていませんか?
実は「体脂肪」も、他の臓器と同じように、”脂肪細胞”という細胞の集まりなんです!
脂肪細胞の構造



それでは、脂肪細胞の構造をみてみましょう!


大きな丸に囲まれた中に、ミトコンドリア、核、脂肪滴が描かれています。
ミトコンドリアと核は、他の細胞と同じです。また、ゴルジ装置やリソソームなどの細胞内小器官も少なからずありますが、脂肪滴によって、端に追いやられています。
そしてこの脂肪滴というのが、いわゆる脂肪の集まりであり、
この脂肪滴を溜め込んでいるのが、脂肪細胞だということになりますね!



脂肪を溜め込む細胞・・・っていうこと?
御名答です😄✨️
脂肪というのはエネルギーでありますから
人体には、それを蓄えておくためのシステムが必要なんですね。
さらに、その溜めこんだ脂肪を使うときには分解して血液に流す必要がありますから
こうやってちゃんと、細胞の中に仕舞っておくということです😊
また、ただ溜めておくだけではなく、外からの衝撃に対するクッションの役目や
場所によっては関節の保護にも使われるなど
気が付かない所で、私達を守ってくれているんですよ😊
皮下脂肪と内臓脂肪



そう言えば、内臓脂肪と体脂肪は違うものなの?
内臓脂肪のほうが速く燃えるとかも聞くけど・・・



するどい質問です!!
よく、内臓脂肪は燃えやすく、皮下脂肪は燃えにくいと言われます。
何か性質的に違いがあるのでしょうか・・・いいえ、そうではありません。
体脂肪も内臓脂肪も、構造は先程と同じ、脂肪細胞の集まりです!
脂肪が存在する場所で、名前が違うだけに過ぎません!
ではなぜ構造的に同じなのに、燃焼の速度に違いが生まれるのでしょうか?
その理由については、脂肪の代謝について掘り下げて説明したいので、ここではいたしません🙏
ここでは
という事を覚えておいてください💡
皮下脂肪 | 内臓脂肪 | |
特 徴 | 手でつまめるお尻や太ももなどの脂肪で、体の脂肪の大部分を占める | 内臓の周りに蓄積される脂肪で、目には見えない |
脂肪細胞の種類
さあ、ここまでで、体脂肪は実は細胞の集まりであり、細胞の中に脂肪が溜め込まれているということ。
そして、身体のどこに分布しているかで、体脂肪と呼ばれたり、内臓脂肪と呼ばれたりするということが
お分かりいただけたでしょうか?



次はちょっと変化球で、脂肪細胞の種類について
見ていきたいと思います!
白色脂肪細胞 と 褐色脂肪細胞
再度言いますが、”脂肪を含んだ脂肪細胞の集まり”これが体脂肪(脂肪組織)です。そして
白色脂肪細胞 | 褐色脂肪細胞 | |
役 割 | 余分なエネルギーを蓄える | 脂肪をエネルギーとして燃やして、熱を産生する |
特 徴 | 単胞性脂肪細胞、ミトコンドリアはちょっとしかない | 首のうしろ、肩甲骨の周りなど |
分 布 | 皮ふの下や内臓の周り | 多胞性脂肪細胞で、ミトコンドリアが抱負 |


このうちの、左側の白色脂肪細胞が、私達が敵視してしまう体脂肪の元です。
では褐色脂肪細胞とは、何でしょうか?
白色脂肪細胞とは何が違うのでしょうか?
褐色脂肪細胞について
褐色脂肪細胞は、上の図で見ていただくとお分かりのように
白色脂肪細胞とは、中身に大きな違いがあります。
この褐色脂肪細胞の役割や働きについては、のちの記事で詳しく説明しますが
ちょっとだけ、簡単に特徴を書いておきたいと思います。
なぜ褐色に見えるのか?
- ミトコンドリアが多い
- ミトコンドリアは鉄を含むタンパク質(シトクロムなど)を持っており、これが細胞に赤褐色の色を与える。
- 白色脂肪細胞にはほとんどミトコンドリアがないため、白っぽく見える。
- 血流が豊富
- 褐色脂肪細胞は血管が多く、酸素や栄養を大量に供給するため、やや赤みを帯びて見える
✅ ミトコンドリアが豊富で、鉄を含むタンパク質が多いため、褐色に見える。
✅ 血流が多いことも色に影響している。
これが、「褐色脂肪細胞」と呼ばれる理由です!🔥



役割にも違いがあるの?
違いがあります!
白色脂肪細胞は、「脂肪(エネルギー)の貯蔵」が目的なのに対し
褐色脂肪細胞は、「脂肪(エネルギー)の利用」が目的です。
なので白色脂肪細胞は身体のあちこちにとにかく溜め込むのに対し
褐色脂肪細胞は首や肩甲骨周り、脇の下など、主に限られた場所に分布しています!
やはり血流が多い所にあるようですね!
褐色脂肪細胞は、ダイエットを考える時にとても重要なものなので
「脂肪の代謝」についての記事で、また詳しく取り上げます!お楽しみに😄
体脂肪についてまとめ
体脂肪についてのまとめをしてみましょう!
体脂肪の構造
- 脂肪を溜め込む「脂肪細胞」がある
- 脂肪細胞が集まり、「脂肪組織」と呼ばれる→これがいわゆる体脂肪!
- 場所によって呼ばれ方が変わる!「皮下脂肪」「内臓脂肪」など
- 脂肪細胞は2種類「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」がある


と、まずはこれくらいでどうでしょうか😊



ざっくりと脂肪の形が掴めてきたわ!



・・・!って、「まずはこれくらい」ってどうゆうこと!?
はい、脂肪の話はまだまだ入り口です!
扉を開けて、玄関を見渡しただけ、そんな感じです😄
これから靴を脱いで上がっていくと、ようやく脂肪の細かいお話ができてきますよ!



これからもっと難しくなっていくってこと!?
大丈夫大丈夫!
できるだけ理解しやすいように書いていきますから、ご安心ください😁
むしろこれからの方が、ダイエットや健康に関わる情報満載になりますから
ざっくりとではなく、しっかりと説明していきますよ✨️



よろしくお願いします!



むしろこれからなのね!よーし!
ということで次回は
「脂肪とは何なのか」ということについてお送りします!
お疲れ様でした✨️
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